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Interview

奈良県 田原本町 ×
Re Green Grass UMI インタビュー

一枚の人工芝から、
町の未来を育てていく。 2026.8.

奈良県田原本町の「ともぱ!たわらもと屋根付き広場」に導入された、海洋生分解性人工芝「Re Green Grass UMI」。その背景にあるのは、単なる公園の再整備ではなく、「バイオものづくり」を新たな町の強みへと育てていく「たわらもと ReBORN プロジェクト」の存在でした。海のない奈良県の町が、なぜ「海に還る人工芝」を選んだのか。Re Green Grass UMIに込めた思いと、その先に描く町の未来について伺いました。

田原本町 まちづくり建設課 生嶋​ 壮​基 田原本町 まちづくり建設課
生嶋​ 壮​基

「田原本町ならでは」の産業を育てていく

まず、田原本町が進めている
まちづくりと、
「たわらもと
ReBORN プロジェクト」に
ついて教えてください。

田原本町・生嶋氏(以下、生嶋):田原本町は奈良県の平野部に位置し、田んぼが多く自然豊かな地域です。一方で、近鉄線の駅を中心に住宅開発も進み、駅前では子どもやファミリー層も増えています。自然と都市機能の両方を持っているところが、この町の特徴だと思います。

新たに取り組んでいるのが、「バイオものづくり」をテーマにした「たわらもと ReBORN プロジェクト」です。バイオものづくりの先駆けとなるような町を目指し、新しい産業や雇用につなげていきたいと考えています。

今回のRe Green Grass UMIの導入についても、ReBORNプロジェクトを担当する「かせぐ地域課」から「海に還る人工芝がある」と紹介を受けたことがきっかけでした。ちょうど我々まちづくり建設課でも、公園の再整備にあわせて人工芝を敷こうと考えていたタイミングだったんです。ReBORNプロジェクトの機運醸成にもなり、公園の賑わいづくりにもつながる。お互いの目的がうまく重なり、導入へと進んでいきました。

「田原本町ならでは」の産業を育てていく
左から​ ミズノ株式会社 土肥 弘一、
​田原本町 高江 啓史町長 、​株式会社カネカ 高橋 聡

海のない奈良県だから
こそ、選ぶ意味がある

数ある選択肢の中から、海洋生分解性人工芝「Re Green Grass UMI」を
導入した決め手は何だったのでしょうか?

生嶋:一番大きかったのは、やはり「海洋生分解性」というコンセプトです。そこはすごく心に響きました。奈良県には海がありませんから、「海がない奈良県が、なぜ海洋生分解性の製品を入れるの?」と言われるかもしれません。でも、僕はむしろ海がない県だからこそ、こうした環境に配慮した最先端の取り組みをしていることを発信する意味があると思ったんです。

ReBORNプロジェクトで進めているバイオものづくりとも非常に相性が良いですし、町として環境や新しい技術について考えるきっかけにもなる。特に、ここを利用する子どもたちにとって、環境について考える「生きた教材」にもなると思っています。

もちろん、まだ市場に出たばかりの新しい製品ですから、「耐用年数はどうなんだろう」といった不安が全くなかったわけではありません。それでも、ミズノさんやカネカさんの技術力を信じましたし、これからの町や次の世代のことを考えたときに、挑戦する価値のある製品だと考えて導入を決めました。

海のない奈良県だからこそ、選ぶ意味がある

子どもたちが、
裸足で遊べる場所へ

今回Re Green Grass UMIが導入された
「ともぱ!たわらもと屋根付き広場」は、
どのような場所を目指して整備されたのでしょうか?

生嶋:この場所は、もともと屋根付きのゲートボール場として利用されていました。周辺も以前は清掃工場があった場所で、その役目を終えた後、地域のための防災機能を持った公園として再整備してきました。

公園にはマンホールトイレや、災害時には炊き出しに使える「かまどベンチ」などを備えています。天然芝の広場は、緊急時にはヘリコプターが降りられるようにも設計されています。そうした防災拠点としての役割を持ちながら、普段は地域の方々が自然に集まる場所にしたいという思いがあります。
屋根付き広場についても、これまでは高齢者の利用が中心でしたが、これからは子どもから高齢者まで、いろいろな世代の人に使ってもらいたい。遊んだり、涼んだり、休憩したり、自由に過ごせる場所にしたいと考えました。

人工芝についても、せっかく新しくするなら、子どもたちが靴を脱いで裸足で走り回れるようなものがいいなと思っていました。芝の上に寝転がったり、直接触れたり、身体で感じながら遊んでほしいですからね。

実際に敷設された芝を歩いてみると、本当に気持ちが良かったです。「ここにお弁当を持ってくればよかったな」と思ったくらい(笑)。柔らかな質感もありますし、基本的には敷きっぱなしで大きなメンテナンスが必要ないという点も、管理する側としてはありがたいですね。

子どもたちが、裸足で遊べる場所へ
元気に​走り回る、​人工芝張りの​イベントに​参加した​子ども​たち

この緑から始まる、
未来の「好循環」

10年、20年先を見据えたとき、今回の導入を
どのような未来につなげていきたいと考えていますか?

生嶋:今回の人工芝の導入だけで、何かが大きく変わるわけではないと思っています。ただ、こうした取り組みを一つひとつ積み重ねて、「バイオものづくりといえば田原本町」と言ってもらえるような町にしていきたいです。

例えば、この場所で最先端のバイオ技術に触れた子どもたちが成長して、将来この町で新しいバイオ産業に関わることがあるかもしれない。そこから新しい企業や雇用が生まれれば、若い人や新しい住民が田原本町に集まってくる。そして町がさらに賑わっていく。そんな未来の「好循環のサイクル」をつくっていきたいと思っています。

そのスタートの一つが、今日ここに人工芝を敷いたことなのかもしれません。このRe Green Grass UMIを通じて、子どもたちが環境や新しい技術について考え、それがまた次の町づくりへとつながっていく。そんな未来になればいいですね。

この緑から始まる、未来の「好循環」

Installation施工情報

施工名
ともぱ!たわらもと 屋根付き広場
所在地
奈良県 磯城郡 田原本町
施設区分
公園
用途
多目的
製品
Re Green Grass Exterior
施工面積
300m2
完成年月
2026年7月

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